日本の伝統工芸の本質にふれる企画「日本の美・技〜 幻の紙布・漆箔の帯~」を開催しました。
ゲストとして漆工芸作家の本間俊さん、創業280年をむかえる京都の帯の製造販売の老舗 誉田屋源兵衛 十代目の山口源兵衛さんをおむかえし、映像を交えて日本の美・技についてのお話をお楽しみいただきました。
まずは漆工芸作家の本間俊さんよりこの日のテーマ「和紙と漆」にそう形で、
漆工芸でも麻布(あさぬの)と和紙を漆で塗り固めていく「乾漆(かんしつ)」についてじっくりとお話をうかがいました。
本間さんの「乾漆」の作品、またつくる工程が垣間みられるものもおもちいただき、お客様にも実際に触っていただきながらその世界・魅力を体感していただきました。
気の遠くなるような細かい行程を、強靱な集中力でこなす職人の匠のワザ・その心意気にふれ感動しました。
続いて、京都室町で創業280年を迎える「帯の製造販売」の老舗「誉田屋源兵衛」
十代目 山口源兵衛氏にご登場いただき、
貴重な漆箔の帯についての映像をご覧いただきつつ、
会場にお持ちいただいた帯にふれながら
その技術、デザインから実際に帯として完成するまでの工程、
その世界観、こめられた想いをお話いただきました。
また、この日、源兵衛さんもお召しになられていた
紙布(しふ)の着物について、その歴史、技術、
もう再現できないという職人さんの仕事、世界観についてうかがいました。
会場には古来の技法通りに復元された貴重な「紙布の着物」と「漆箔の帯」を多数展示し、その魅力を参加者の皆様に体感していただきました。
参加者の皆様は男女ともに素敵なお着物姿の方が多く華やかな会となりました。
日本の伝統工芸品を生み出していらっしゃる「職人」の方々の素晴らしさ・匠の技を改めて感じていただける良い機会となったのなら幸いです。
参加者の皆様、関係者の皆様、ありがとうございました!
http://kondayagenbei.jp/index.html
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