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江戸・東京のスポーツ文化「武道」【神田明神「明神塾」江戸東京の伝統文化と交流】令和二年第2回開催

神田明神様の文化事業 明神塾 「江戸東京の伝統文化と交流」を学ぶシリーズ企画。今年度第2回を開催しました!
第一部は「武道と日本文化」をテーマに初代タイガーマスク 佐山サトル氏をゲストとしてお迎えしました。

正式参拝後、

第二部 前半は、安藤塾長より「江戸・東京のスポーツ文化」をテーマに、江戸時代の武士の武芸習得や江戸の鷹狩り・鹿狩り、相撲の興行について、幕末の武芸の興亡、明治の廃刀令と剣道など…江戸以来のスポーツ文化が、明治に入ってどのような変化を遂げたのかについてお話いただきました。

その後、後半は公益財団法人日本武道館 理事・事務局長 川英夫氏をお迎えし『武道の歴史と日本武道館の歩み』をテーマに、東京オリンピックの秘話や貴重な映像・資料などを交えご講演いただきました。

自衛の術からはじまり千数百年の歴史をもつ「武道」。平和な江戸期には実用から武士の教養へ。敗戦後の「武道禁止」による存亡の危機からの再興。そして1964年の東京オリンピックの開催といった武道の歴史と日本武道館の歴史。

2度目の東京五輪では、柔道と空手道の競技会場に決定し、本年増改修工事を終えた日本武道館の現在と未来についてなど大変充実した内容で私自身も多くを学ばせていただきました。

「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす」
「一文は無文の師、他流勝つ可きに非ず、きのうの我に、今日は勝つべし 」
「精力善用 自他共栄」「惻隠の情」といった武道の教え・精神が胸に響きました。

お集まりくださった皆様、川様、神田明神の皆様、安藤塾長、ありがとうございました!

次回の明神塾は9月23日(水)「江戸・東京の海外交流」をテーマに、ゲストとして勝海舟 玄孫の高山みな子氏をお迎えし開催予定です。
ご都合がつくようでしたらぜひご参加ください。
また、安藤塾長の新著『渋沢栄一と勝海舟 幕末・明治がわかる! 慶喜をめぐる二人の暗闘』もぜひお読みください!

▼明神塾 巻之23
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