江戸の庭園文化【神田明神「明神塾」江戸の美と匠の世界】2017年度第2回開催

今年で20年目となる神田明神様の歴史ある文化事業 明神塾 「江戸の美と匠の世界」を学ぶシリーズ企画。今年度第2回「江戸の庭園文化」を開催しました!

第一部は 「神社文化講座」 。
その後 、関係者・参加者の皆様と正式参拝をさせていただき、会場に戻り、第二部スタート。前半は、安藤塾長から日本最大の庭園都市でもあった江戸の庭園文化、大名にとっての社交空間としての庭園、江戸城や大名屋敷におけるニーズから拡大した江戸時代の庭園・植木ビジネス、江戸時代に外国人が鑑賞し評価した庭園についてお話いただきました。

後半は、庭園デザイナーの枡井淳介さんをゲストにお迎えし、禅僧で庭園作家の枡野俊明さんの弟子となり「禅と日本文化を基軸にした空間デザイン」に取り組まれ、作庭に携わられた寒川神社「神嶽山神苑」のこと、
伝統文化の思想や技法を用いて現代空間における新たな空間創造に挑戦されている桝井さんからこれまでの代表作や、庭園の造り方、江戸・東京の庭園の魅力、庭園界の課題と未来などについて豊富な資料を交えじっくりとお話いただきました。


庭と建物との調和がとれ一体になるように設計された快適な空間「庭屋一如」について改めて考えさせられました。

江戸の庭園文化について身近に感じ東京に今尚 美しい庭園が多く存在することを改めて感じていただける良い機会となりました。お集まりくださった皆様、桝井さん、安藤塾長、神田明神の皆様、ありがとうございました!


次回の明神塾は 7月12日(水)。テーマは「江戸の刀剣文化」 を予定しています。神社や江戸の文化の魅力を体感しにぜひいらしてください。

8月18日(金)18時〜は明神塾20周年記念として前塾長であり法政大学総長の田中優子先生による特別講座も開催予定です(先着50名様)。こちらもぜひおはこびください!

▼明神塾 巻之120 江戸の美と匠の世界
http://www.kandamyoujin.or.jp/bunka/detail.html?id=62

神田明神境内には茅の輪が。6月30日は夏越の大祓。今年も半年が経過しつつあることを意識し気が引き締まりました。



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