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ROGER DUBUIS×Lamborghini×SUSHI / スイス×イタリア×日本文化の融合

高級腕時計ブランドロジェ・デュブイ(ROGER DUBUIS)様のVIP顧客向けイベント@Lamborghini Lounge TOKYOにて、日本の文化・鮨でおもてなしをさせていただきました。
Lamborghini Lounge TOKYOは、ランボルギーニのコアコンセプトである「インフォーマルなラグジュアリー」という世界観を表現しながら、ランボルギーニの歴史や伝統、世界観やDNAに触れることができるエクスクルーシブな空間。常設のラウンジとしてはNYに続く世界で2拠点目として今年10月に六本木にOPENしました。
地下1階にはアド・ペルソナム専用スタジオ。
1階にはランボルギーニが展示され、2階にはランボルギーニとのコラボレーションモデルも含めたロジェ・デュブイの腕時計エクスカリバーコレクションがずらりと展示され、
そして3階に、この日限りのお鮨屋さんを作り、お客様をお迎えしました!
 
今回ロジェ・デュブイ様から「日本を表現したい」というご要望をいたき、”Discover Deep Japan” をテーマに、空間・食・おもてなし・パフォーマンスなどを組み立てました。
ランボルギーニラウンジのシンプルな空間を、紅葉したもみじ・イチョウ・栗など季節を感じる植物、伝統工芸品・屏風・毛氈などで彩り季節感・日本を表現し、一日限りの寿司カウンターをお作りした上で、季節のお料理と旬のお寿司をご提供。お料理にあわせ日本酒のペアリングも。中埜酒造様の限定日本酒「超(コユル)」をロジェ・デュブイ様とのコラボラベルにて特別にご用意いただきました。
スイス文化(ROGER DUBUIS)×イタリア文化(Lamborghini )×日本文化の融合!時計×車×食×日本文化のコラボレーションを実現し、唯一無二の空間・体験を。
 
食や空間に込めたストーリーをさりげなくご紹介させていただきながら、ロジェ・デュブイのクラフツマンシップと日本の職人の技と美のコラボレーションを、お客様に五感でお楽しみただきました。
コロナ渦でのイベント実施にあたり、様々な対策を講じ、ソーシャルディスタンスをとりつつ、少人数・11時から20時まで時間帯を細かく区切り他のお客様との接触を避けつつ開催。安全な環境を整えた上で、お客様に安心してお楽しみいただけるよう、New Normalなスタイルでイベントを実現することができました。
 
コロナ禍でこのような機会をいただけたこと、ご参加くださったお客様、ロジェ・デュブイ様、ランボルギーニ様をはじめとする関係者・チーム松乃鮨の皆様に感謝。
ブランド様とのイベントでのコラボレーションの機会が増える中、イベントから発展し長期的なお取組として、高級車や高級腕時計・宝飾品など…ブランドさんのクラフツマンシップと日本の文化・伝統工芸の技と美の出会いの架け橋となれたらという想いもあたためています。
最近は車×西陣織、時計×漆芸といったコラボレーションも見られるようになり嬉しく思っています。そうした取り組みを通じて、日本の伝統工芸や文化の技と美、クラフツマンシップを新しい形で広く世界に発信する機会をつくることができたら!そんな新しい可能性、日本文化の国内外への発信を実現すべく、今後も様々なチャレンジをしたいと思っています。
▼ロジェ・デュブイ
▼ロジェデュブイ:エクスカリバーコレクション
▼ランボルギーニ



【神田明神・明神塾2021】ウィズコロナ時代に「未知の時代を歴史に学ぶ」のご案内

神田明神様の文化事業の一つ、現代の寺子屋「明神塾」 。来年度(令和三年)の年間テーマは「未知の時代を歴史に学ぶ」!ウィズコロナ時代に、現代人が新たな生活様式に踏み出すためのヒントを江戸の社会に探ります。
 
来年度は、塾長として安藤優一郎先生、そして新たに滝口正哉先生にご就任いただきます。これまでの平日夜から土曜午前中に、会場は新たに神田明神文化交流館での開催となります。
来年も引き続き、企画協力・司会進行を務めさせていただけること、嬉しく思います。
年内6回の開催で通年のお申込の他、単発でのご参加・当日のお申込も受け付けておりますので、ご都合つく際に、ぜひいらしてください!


 
神社を江戸をもっと身近に感じてみませんか?
皆様のご参加、お待ちしております。
 
▼詳細はこちら
■テーマ「未知の時代を歴史に学ぶ」
第1回 4月17日(土)
 第1部「博物館世界と江戸文化」 滝口正哉先生
 第2部「江戸の医療改革と小石川養生所」安藤優一郎先生
第2回 6月12日(土)
 第1部「プロレスと格闘技の境界線」布施鋼治氏(スポーツライター)
 第2部「江戸幕府の『持続化給付金』と流行病」 安藤優一郎先生
第3回 7月10日(土)
 第1部「『史実』から『ドラマ』へ 〜大河ドラマ制作の過程~」 大加章雅氏(NHK出版編集局長)
 第2部「疱瘡と江戸庶民信仰」滝口正哉先生
第4回 9月11日(土)
 第1部「江戸っ子が愛した魑魅魍魎 ―お化け浮世絵の世界―」山本野理子氏(浮世絵研究家、美術史家)
 第2部「種痘の普及と西洋医学の台頭」安藤優一郎先生
第5回 10月9日(土)
 第1部「キュアとケア 現代医療と伝統医療における多様性と調和」 稲葉俊郎氏(軽井沢病院医師・医学博士)
 第2部「幕末のコレラ騒動」 滝口正哉先生
第6回 11月13日(土)
 第1部「江戸勤番侍の食生活」安藤優一郎先生
 第2部「麻疹流行とはしか絵」滝口正哉先生
■開催時間
10:00 受付 / 10:15〜昇殿参拝
10:25 ~ 11:25 第1部 / 休憩 / 11:30 ~ 12:30 第2部
 
会場:神田明神 文化交流館B1
受講料:通年 20,000円(全6回分) / 単回 3,500円
▼詳細・お申込はこちらから
 
※講師、演題、日程は都合により予告なく変更することがありますので、ご了承ください。



江戸・東京の観光【神田明神「明神塾」江戸東京の伝統文化と交流】令和二年第5回開催

神田明神様の文化事業 明神塾 「江戸東京の伝統文化と交流」を学ぶシリーズ企画。今年度第5回を開催しました。
第一部は「神職のまつりと作法」をテーマに開催。
正式参拝後、第二部 前半は、安藤塾長より「江戸東京の観光」をテーマに、江戸東京の都市観光と博覧会の歴史についてお話いただきました。当初、博物館のように事物教育に重点が置かれていた博覧会が、経済活性化の手段として娯楽化し発展していく経緯や、明治政府の海外戦略・観光誘致の流れと国際観光局の設置、観光行政と万国博覧会の誘致について。
後半は、宗教学者の正木晃氏をお迎えし、「マンダラ」と城塞や都市計画の共通する形態についてお話をうかがいました。
マンダラの視覚上の特徴は、1)強い対称性2)基本的に円形か正方形3)閉鎖系(外部からの侵入を許さない)4)幾何学的な形態の4点。
日本の城や都市、バグダード、ヨーロッパの城塞・築城術などを貴重な画像・資料を用いてご紹介いただきながら、それらとマンダラとの形態・機能面での類似点などをご説明いただきました。
外部からの侵入を防御する役割としては、敵の正体が精神的な領域と現実的な領域にわかれるとはいえ、敵を排除する目的においては、マンダラも城塞も類似しており普遍的な形態であるというお話。
日本のマンダラには、やがて神仏がいりまじったり、円形や正方形から縦長になったり、従来自然風景を描くことはタブーであったけれど自然が描かれるようになったり…日本では様々な事物が入り混じり独自の表現、文化へと変化・昇華していくといったお話もあり、貴重な学びの機会となりました。
お集まりくださった皆様、正木様、神田明神の皆様、安藤塾長、ありがとうございました!
次回の明神塾は12月9日(水)「江戸・東京の学問文化」をテーマに、ゲストとして國學院大學教授の松本久史氏をお迎えし開催予定です。
ご都合がつくようでしたらぜひご参加ください。
▼明神塾 巻之23



地域活性化プロジェクト:伊東の魅力を発信!

現在、静岡県・伊東エリアの食の観光コンテンツ制作の領域で、支援させていただいています。
先日の伊東視察ツアーでは、早朝、富戸の定置網漁船に乗せていただき、
伊東市場での魚の水揚げ・選別・競りの独自のライン・文化にふれ、地元の漁師さんや市場の皆様、水産会社や飲食店の皆様とのお話の機会をいただいたり。
 
広大な中伊豆・筏場のわさび田でワサビ生産者さんから、その栽培方法・品種の違い・特色など奥深いワサビのストーリーをうかがった上で、ワサビ収穫体験をさせていただいたり、
地元の飲食店さんを巡らせていただいたり…
 
伊東の人・食・自然・文化の魅力に深くふれ、伊東の皆様の情熱や抱えている課題を身近に感じ、本プロジェクトに携わらせていただけること、その意義を改めて感じる充実した時間となりました。
伊東の魅力その付加価値を高め、地域の活性化につながる取り組みの実現に向け、チーム伊東 関係者の皆様と一緒に頑張ります!
年初には、「今年は海外での事業、文化芸術による地域活性化につながる地方でのプロジェクトを充実させ、学校での日本文化体験プログラム・企業研修の企画開発を手がけるなどの教育事業を通じ、未来の日本文化を支える若い世代の育成にも力を注いでいきたいと思っています」と投稿しており、今は海外での事業は難しい状況ですが、地方でのプロジェクト・教育事業については、来年以降も継続できるよう尽力したいと思っています。
地域の魅力的な観光資源、食・自然・伝統文化・ものづくり・芸能・神事などに着目し、地域資源を地域の皆様とともに発掘し、アイディアを練り上げ、地域ならではの課題解決を考え方向性を示し、企画としてまとめ、その地域ならではの産業を育てていくこと!
日本の様々な地域の魅力を発掘し、国内外に発信し、地域と国内外のお客さまをつなぐ架け橋として貢献できればと思っています。



2021年ホテルニューオータニ「お正月プラン」かわら版のご案内!三世代で楽しめる多彩なプログラムを公開

2020年12月31日(木)〜2021年1月3日にホテルニューオータニ東京様にて開催する「お正月プラン」にて、日本の伝統芸能・工芸、ファミリー層向け企画など当社も企画協力させていただきます!
速報版に続き、多彩なプログラムが加わった詳細の「かわら版パンフレット」が公開されていますので、ご覧ください。
紅白ものまね歌謡祭、落語(春風亭小朝さん、桂三輝さん他)、講談(神田伯山さん)、能楽(観世流能楽師)、津軽三味線や大和楽など伝統芸能や、江戸の匠 逸品展、陶芸教室など伝統工芸やものづくり体験、初釜、書き初めなどの他、
池上彰さんが読み解く!2021年の世界情勢をはじめとするトークショー 、由紀さおりさんをはじめとする歌手の皆様によるコンサートや歌声喫茶、お子様も一緒に楽しめる実験ショーやスイーツサンプル教室など…盛り沢山!
年越しそばやもちつきなどの食もお楽しみいただけます。
伝統的な美食と日本文化・芸能・お正月らしさを楽しめる豊富なイベントでお迎えする日本最大級の歴史あるお正月プラン。
年末年始は東京で、美味しい・楽しい・快適、三世代で安心してお楽しみいただけるホテルならではの優雅なお正月を味わってみてはいかがでしょう?
■「お正月プラン2021」概要
日程:2020年12月31日(木)〜2021年1月3日(日)
会場:ホテルニューオータニ東京、ホテルニューオータニ幕張
今こそ自国に目を向け、日本文化や日本各地の魅力を、日本人の皆様にもお楽しみいただきたく当社も企画協力させていただいています。



江戸・東京の科学技術【神田明神「明神塾」江戸東京の伝統文化と交流】令和二年第4回開催

神田明神様の文化事業 明神塾 「江戸東京の伝統文化と交流」を学ぶシリーズ企画。今年度第4回を開催しました!
第一部の小説家 京極夏彦氏によるお話の後、正式参拝をし第二部スタート。
前半は、安藤塾長より「江戸東京の科学技術」をテーマに、江戸の天文学と蘭学の発展、幕末における西洋の科学技術の導入、西洋の科学技術を導入するセンターとしての開成所の誕生についてなど。近代社会に受け継がれた江戸の科学技術の発展について天文学を切り口お話いただきました。
後半は、元 JAXA(宇宙航空研究開発機構)理事 山浦雄一氏をお迎えし、山浦様が携わった「はやぶさ2」プロジェクトの詳細についてや宇宙開発・利用の意義と未来についてなどご講演いただきました。
はやぶさ2の打ち上げから小惑星「リュウグウ」への到着、そして地球へのカプセル帰還の計画など。また、はやぶさ2がその研究・開発・運用段階で直面した5つの苦難をいかに乗り越えたか、その根底にある周到な準備・訓練、分析能力、チーム力などのお話から、そうしたはやぶさ2における現場の分析・判断・リスク対応などには、広くビジネスや社会に生かせる知見があるといったお話なども。
宇宙探査の意義 とは?
科学の進化(宇宙・太陽系・生命の起源・進化や生命の原材料物質の発見や解明。地球外生命の探索など)、イノベーションの創出、産業・技術の発展、若者の啓発、人材育成、国の総合力の顕示(ソフトパワー)、人類の共同活動への貢献(活動領域の拡大、小天体衝突への備えなど)など…
米国アポロ計画をきっかけに少年時代より宇宙開発の道を志し、NASDA・JAXA・NASAで約40年に亘り宇宙開発の最前線でご活躍された山浦様のお話を通じて、壮大な宇宙に思いを馳せ、宇宙開発の意義や未来について考えさせられる貴重な機会となりました。
12月6日には、はやぶさ2 カプセルが地球に帰還予定とのこと。小惑星「リュウグウ」で採取したサンプルから、どのような発見があるのか?楽しみです。
(12月11日には著書『現場の判断、経営の判断 宇宙開発に見るリスク対応』も発売予定とのこと!)
お集まりくださった皆様、山浦様、神田明神の皆様、安藤塾長、ありがとうございました!
次回の明神塾は11月18日(水)、「江戸・東京の観光」をテーマに開催予定です。
ご都合がつくようでしたらぜひご参加ください。
▼明神塾 巻之23



江戸・東京の海外交流【神田明神「明神塾」江戸東京の伝統文化と交流】令和二年第3回開催

神田明神様の文化事業 明神塾 「江戸東京の伝統文化と交流」を学ぶシリーズ企画。今年度第3回を開催しました!

第一部は「マンガと歴史文化の再構築」をテーマに開催。

正式参拝後、第二部 前半は、安藤塾長より「江戸東京の海外交流」をテーマに、
江戸時代に幕府から派遣されたら通商条約・国境問題に関する外交使節や、製鉄や軍艦など外国の技術導入やパリ万博参加に伴う使節について。明治政府による岩倉使節団や留学生の派遣についてなど。幕末から明治初期にかけての海外交流の様子、変化についてお話いただきました。


その後、勝海舟 玄孫の高山みな子氏をお迎えし、海舟の乗った(日本初!太平洋を往復した)咸臨丸や海舟に関する貴重な資料をご紹介いただきつつご講演いただきました。


剣術の師匠・島田虎之助先生から「これからは蘭学を学びなさい」との言葉をうけ、蘭学修行をはじめ、辞書『ドゥーフ・ハルマ』を1年かけて2部筆写したお話から、咸臨丸での渡米に関するここだけのエピソード、海舟による人材育成とグローバル化についての提言についてなどなかなか聞くことができない大変貴重なお話をうかがいました。


お集まりくださった皆様、高山様、神田明神の皆様、安藤塾長、ありがとうございました!

次回の明神塾は10月21日(水)開催予定です。第一部ゲストは、小説家、妖怪研究家の京極夏彦氏。
第二部は「江戸・東京の科学技術」をテーマに、ゲストとして元宇宙航空研究開発機構(JAXA)理事の山浦雄一氏をお迎えし開催予定です。
ご都合がつくようでしたらぜひご参加ください。

▼明神塾 巻之23
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“日本最大級” ホテルニューオータニの年末年始「お正月プラン2021」開催!速報版パンフレットのご案内

年末年始にホテルニューオータニ様の“日本最大級”の「お正月プラン2021」にて、日本の伝統芸能・工芸、ファミリー層向け企画など…当社も企画協力させていただきます!

伝統的な美食と日本文化・芸能・お正月らしさを楽しめる豊富なイベントでお迎えするホテルニューオータニ様の歴史あるお正月プラン。

現在一部企画が掲載された「速報版パンフレット」を公式サイトにて公開中です。



明日からは四連休。年末年始の計画を早めに立てたい時期ですね。
さらに多彩なプログラムの情報が加わった詳細の「かわら版パンフレット」は来月公開予定ですので、改めてご案内させてください。

年末年始は東京で、美味しい・楽しい・快適、三世代で楽しめるホテルならではの優雅なお正月を楽しんでみてはいかがでしょう!?

■「お正月プラン2021」概要
日程:2020年12月31日(木)〜2021年1月3日(日)
会場:ホテルニューオータニ東京、ホテルニューオータニ幕張
公式サイト:https://www.newotani.co.jp/tokyo/newyear/

「GoToトラベル」キャンペーンの対象に、10月1日からついに東京も追加されることが決定し、ホテル様からご相談いただく機会も増えています。今こそ日本文化や日本各地の魅力を、ぜひ日本人の皆様にもお楽しみいただきたく当社もご支援させていただいております。




江戸・東京のスポーツ文化「武道」【神田明神「明神塾」江戸東京の伝統文化と交流】令和二年第2回開催

神田明神様の文化事業 明神塾 「江戸東京の伝統文化と交流」を学ぶシリーズ企画。今年度第2回を開催しました!
第一部は「武道と日本文化」をテーマに初代タイガーマスク 佐山サトル氏をゲストとしてお迎えしました。

正式参拝後、

第二部 前半は、安藤塾長より「江戸・東京のスポーツ文化」をテーマに、江戸時代の武士の武芸習得や江戸の鷹狩り・鹿狩り、相撲の興行について、幕末の武芸の興亡、明治の廃刀令と剣道など…江戸以来のスポーツ文化が、明治に入ってどのような変化を遂げたのかについてお話いただきました。

その後、後半は公益財団法人日本武道館 理事・事務局長 川英夫氏をお迎えし『武道の歴史と日本武道館の歩み』をテーマに、東京オリンピックの秘話や貴重な映像・資料などを交えご講演いただきました。

自衛の術からはじまり千数百年の歴史をもつ「武道」。平和な江戸期には実用から武士の教養へ。敗戦後の「武道禁止」による存亡の危機からの再興。そして1964年の東京オリンピックの開催といった武道の歴史と日本武道館の歴史。

2度目の東京五輪では、柔道と空手道の競技会場に決定し、本年増改修工事を終えた日本武道館の現在と未来についてなど大変充実した内容で私自身も多くを学ばせていただきました。

「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす」
「一文は無文の師、他流勝つ可きに非ず、きのうの我に、今日は勝つべし 」
「精力善用 自他共栄」「惻隠の情」といった武道の教え・精神が胸に響きました。

お集まりくださった皆様、川様、神田明神の皆様、安藤塾長、ありがとうございました!

次回の明神塾は9月23日(水)「江戸・東京の海外交流」をテーマに、ゲストとして勝海舟 玄孫の高山みな子氏をお迎えし開催予定です。
ご都合がつくようでしたらぜひご参加ください。
また、安藤塾長の新著『渋沢栄一と勝海舟 幕末・明治がわかる! 慶喜をめぐる二人の暗闘』もぜひお読みください!

▼明神塾 巻之23
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江戸・東京の宮廷外交「即位の礼」【神田明神「明神塾」江戸東京の伝統文化と交流】令和二年第1回開催

神田明神様の歴史ある文化事業 明神塾 「江戸東京の伝統文化と交流」を学ぶシリーズ企画。今年度第1回を開催しました!

初代は荒俣宏先生、二代は田中優子先生、現在は安藤優一郎先生が塾長を務める現代の寺子屋。「明神塾」は毎年4月に開講していますが、コロナ渦で休講となり、7月にようやく開講することができました。

前半は、安藤塾長より「江戸・東京の宮廷外交」をテーマに江戸時代の幕府外交から明治前期の宮廷外交への移行について。諸外国の局外中立の解除(戊辰戦争終了)、東京奠都、外務省・宮内庁の設置、急速に洋風化が進む中で徐々に形式が確立していく外国からの賓客への接遇・宮廷外交についてなど。

後半は皇室ジャーナリスト 井上茂男さまをお迎えし『「即位の礼」に見えた親しさ~昭和・平成・令和 天皇陛下3代~ ヨーロッパの王室との交流」』をテーマにお届けしました。

井上様は、読売新聞社会部で宮内庁、皇宮警察、警視庁、警察庁などの取材をご担当されていました。「皇太子番」の記者として、今上陛下のご結婚を中心に、即位の礼、大嘗祭、立太子礼などを取材。また、デスクとして先の陛下の前立腺がん手術や雅子さまの適応障害の取材を統括。編集委員として宮内庁に常駐し、上皇ご夫妻のサイパン慰霊などの外国訪問や、東日本大震災の被災地お見舞い、新天皇ご一家のオランダ静養などの取材にあたられました。
そんなお立場から、昭和・平成・令和という天皇陛下3代の皇室外交・外国訪問、特にヨーロッパ王室との交流、昨年の即位の礼についてなど…じっくりとお話をうかがいました。


昨年はG20大阪サミットでの配偶者プログラム、即位の礼で来日された外国からのお客様をおもてなしさせていただく機会に恵まれたこともあり、私自身も大変多くを学ばせていただきました。

お集まりくださった皆様、井上様、神田明神の皆様、安藤塾長、ありがとうございました!
次回の明神塾は8月26日(水)「江戸東京のスポーツ文化」をテーマに、ゲストとして公益財団法人 日本武道館 事務次長の吉川英夫氏をお迎えし開催予定です。
コロナ感染拡大防止のため定員は50名様となりますが、ご都合がつくようでしたらぜひご参加ください。

また、次回第一部のゲストである 初代タイガーマスク 佐山サトル氏に関連した企画として、神田明神資料館にて「初代タイガーマスクの武道精神と日本文化」展を現在開催中です。8月30日まで開催していますのでご興味のある方はおはこびください。

古来より、疫病は至るところで繰り返し流行し、火事や地震・自然災害以上に恐れられてきました。神社は時代を超えそうした人々の願い・祈りの拠り所とされてきました。
開講前に、先生方や参加者の皆様と正式参拝をさせていただき、一日も早い終息、平和な日常を取り戻すことができるようお祈りしました。
今はなかなか皆様にお集まりいただくことが難しい時世ですが、不安な日々の中、参加者の皆様にとっても心穏やかに過ごせる機会となったのなら幸いです。

(コロナ感染拡大防止のため、参加者数を制限し、三密対策として室内は換気をし十分な間隔をとって着席いただきました。また参加者の皆様、先生方、神職の皆様、私も終始マスクを着用しており、写真撮影の瞬間だけマスクをはずさせていただきました。)

▼明神塾 巻之23
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